お子様のメガネ選びには重要なポイントがいくつかあります。ここではお子様がお気に入りのメガネを見つけられるお役に立てる内容をご紹介したいと思います。
メガネ選びのコツ① 顔に合ったメガネのサイズ選び
お顔に合っていないサイズのメガネは、どんなに調整をしても掛け心地は良くなりません。
お顔に対して横幅が大きなメガネはずり下がってしまい、見え方にも影響が出てしまいます。
またメガネのサイズ選びで重要なのが、テンプル(つる)の長さです。これが短かすぎても長すぎても掛け心地は悪くなります。専門知識のあるスタッフに確認しましょう。
メガネ選びのコツ② フレームタイプ別特徴解説
子供用フレームに限らずメガネのタイプは色々ございます。プラスチックやメタルフレーム、珍しいですが縁なしフレームもあります。ここではそれぞれの特徴をご説明いたします。
●メタル系
メリット…軽くて調整が用意の為、掛け心地が良い。バリエーションが豊富。修理が可能。
デメリット…金属なので曲がったら調整が必要になる。金属アレルギーの方は注意。
●形状記憶系
メリット…弾力があり、ある程度の衝撃に耐えられる。
デメリット…決して曲がりが元通りに戻る素材ではない。また普通の素材も要所に使われているので定期的な調整は必須。
●プラスチック系
メリット…豊富なカラーとデザイン性に優れる。また金属に比べると型崩れが起きにくい。
デメリット…金属だと曲がっても直せる可能性があるが、プラスチック素材は割れて壊れてしまう。経年変化で弾力性が失われていく。
●TR素材系
メリット…安価で弾力性があり、非常に軽いプラスチック系素材。
デメリット…調整があまりできない。また寿命が短い。
メガネ選びのコツ③ ご本人の希望を尊重する
大前提となるのは本人が掛けてくれるかどうかです。特に一番最初のメガネを嫌々掛けさせてしまうと生涯メガネが嫌いになってしまう恐れがあります。まずは本人がお気に入りの1本を一緒に見つけてあげて下さい。
なるべく品揃えが多くて実際に掛けて試せるお店が好ましいです。店に行く前に、どんなメガネが良いか聞いておくとメガネ選びがスムーズです。
メガネ選びのコツ④ お子様にメガネを掛けてもらう4つの方法
●メガネを掛けた方が見えると自覚させる
絵本やテレビ、外の景色などメガネを掛けた方が良く見えると自分で理解できれば、積極的にメガネを掛けてくれる様になってくれます。ただし治療用など良く見える自覚が薄いパターンだと難しい場合があります。
●飴と鞭を使い分ける
テレビだったり、ゲームだったり、絵本だったり、おもちゃだったりと子供が好きな事をやらせてあげる代わりに、その時間はメガネを掛けさせると言う事です。実際に集中して目を使う時間でもあるので治療目的や慣れさせる点でも効果が望めます。
●両親がメガネを掛ける
長年メガネ屋に務めていますが両親がメガネを掛けている家族の子供は、メガネに対する嫌悪感が薄い傾向にあります。大好きなご両親がメガネを掛けていれば「何だろう?」と興味を持ちます。
●キャラクターグッズを用意する
メガネケースやメガネ拭きなら好きなキャラクターの物が見つけられる可能性は高いです。まずはメガネ自体に興味を引く方法として有用です。
お子様用のメガネを実際に多く店頭で取り揃えているメガネ屋さんは多くありません。メガネは本人が掛けてくれてからがスタートです。サイズ感や機能的な事、デザインやこだわり的な事、また実は一番大切なアフターフォローの点できちんとアドバイスを受けられるメガネ屋で大切なお子様のメガネを選んであげて下さい。