1級眼鏡作製技能士による10ステップの加工&フィッティング
1フレーム選び
メガネ屋としての眼、技術者としての眼、ファッションアドバイザーとしての眼といった色々な観点からご提案をさせて頂きます。事前に伺った予算やお客様の度数やレンズとの相性を考えてお勧めします。良く見えても気に行って頂けなければ掛けてもらえません。これは老若男女関わらず言える事だと思います。
2レンズ選び
検査段階である程度のレンズの種類は決定していますが、ここで選んだフレームや予算に応じてレンズの最終決定を行います。レンズのグレードや厚さ、選んだフレームとの相性などを加味してご説明し決定致します。
3レンズオプション提案
レンズは見え方、薄さの他に様々なオプションを付けられる様になりました。カラーや紫外線カットといった従来のオプションに加え、最近では防曇や耐熱、よりキズのつけにくいコーティングやブルーライトカット、赤外線防止などお客様のニーズに合わせたご提案を心掛けております。また特殊加工(レンズカットや玉型変更、エンジェルジュエリー等)の提案もここで行います。
4プレフィッティング
選んで頂いたフレームをお客様の顔に合わせて適正な状態へ調整します。これは出来上がりをよりベストな状態にする為、特に遠近両用メガネに必要な事で、ここで合わせた状態を基にレンズの中心をお客様の眼に合わせて加工をします。削りがった状態で調整をするとレンズの位置に目を合わせる事になり本当の意味でお客様の好みに仕上がらない事があるからです。
5アイポイント測定
遠近両用やその他の特殊なレンズはメガネを掛けた時の黒目の位置に合わせるべきアイポイントという光学中心があります。それをプレフィッティングしたフレームを掛けて頂いた状態で実際の黒目の位置を計測し、『アイポイントシール』を張ります。
6精密加工
今までのデータを加味して用意したレンズをプレフィッティングをしたフレームに0.1ミリ単位で削り上げて組み付けます。最後に予定通りの位置や度数で仕上がっているか。ネジや丁番部分、その他製品不良的な所がないかをチェックし完成となります。
7フィッティング
出来上がったメガネをお客様にお渡しする際にもう一度最終的なフィッティングを行います。これは加工の際に起きたわずかなプレフィッティングとの差異や改めてお客様に出来上がりを掛けて頂いた時に感じた違和感を再度取り除くための調整となります。
8見え方チェック
出来上がったメガネがお客様の希望通りの見え方になっているかの確認をして頂きます。遠くの視力等は基本としてパソコンや三桿計といった実際に近い環境の見え方のチェックも行います。
9取り扱い説明
メガネを取り扱う上での注意点をご説明致します。基本的にメガネを長持ちさせるためにはどうしたら良いかを中心に実施し、購入後のメンテナンスやアフターについての説明も一緒に行います。
10お見送り
最後に一緒にお店の外までお見送りをして商品をお渡しします。