せっかく遠近を作ったのに!/使用目的とレンズの種類



「遠近を使ってみたが慣れない気がする」

 

先日来店されたお客様から見え方についてのご相談をいただきました。

「先週会社の近くのメガネ屋で作った遠近両用が見えにくい。初めての遠近だったので慣れの問題かと思って1週間ほど使ってみたがどうしても見えない。」

というお悩みを抱えていたようです。

 

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 「自分の使い方の問題だと考えて努力してみたが・・・」

 

お話をお伺いした上で検査する前に具体的に見えない物が何かをお伺いすると

「せっかく遠近で作ったのにパソコンの画面が全然見づらいんです。」

という内容だったため、そのお客様の視力を全て測らせてもらい、なぜ見えづらいのかを一つ一つ説明させていただきました。

結果的には遠近両用の遠用部分でパソコン作業を行っていた事が問題になっていました。

 

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今回のケースに関しては

・事前に使用目的や使用環境などをしっかりと伝えて相談しなかった事

・遠近両用以外のレンズの存在を知らなかった事

この2点が大きな問題でした。

 

「生活や仕事の環境は十人十色」

 

2点めの遠近両用以外のレンズの存在を知らないのは仕方ない事。

例えば中近や近々といったレンズの内容を知らない方は多いと思いますし、同様にアシスト系のレンズを知らない方も数多くいらっしゃいます。

更に言うなら遠近両用は1種類しか存在しないと思っている方もいるのが現状

 

ただ使用環境や目的はご自身がしっかりとお話するか眼鏡屋さんがしっかりと話を聞かないと分からないですし、このお客様同様に失敗したレンズ選びになってしまう可能性も高いです。

逆に言えば相談がしっかり出来ていればレンズ選びに対する失敗は少なくなります。

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是非皆様もメガネを作る時は「近くが不便」ではなく「○○が見えなくて不便」

と明確に不便な内容をお伝えになってください。

そして快適なメガネをご利用になってください。

村田 伸郎(千葉銀座店勤務)

眼鏡店勤務20年弱。 三度の飯より釣りが好きです!メインはバスフィッシング。 最近はエギングも始めてより一層釣り三昧です。 掛けているメガネはチタノス。 釣り用のサングラスはRARTS(アーツ)の偏光レンズを使用