拭いても落ちない?レンズに付いた取れない汚れの正体とは!?
こんにちは。千葉メガネの和田です。
よく、お客様から
「レンズに拭いても取れない汚れがあるから見て欲しい」
とおっしゃっていただく事がよくあります。
実はそれ「汚れ」じゃないかもしれません!
そこで今回は、取れない汚れの正体をお話したいと思います!
まずメガネレンズの状態を見てみましょう。
キズの他に、白っぽく何かが付いていませんか?
実はこれは汚れではなく、レンズの表面に付けているコーティングが剥がれている状態になります。
なので上記の画像のような状態になっている場合はキズや汚れではなく、
「コーティング剥がれ」という状態になります!
これこそが、みなさまからよく質問をいただく取れない汚れの正体だったのです!!
それでは、このコーティング剥がれが
1.どうして起きるのか?
2.どんな影響がでてしまうのか?
3.直すにはどうすればいいのか?
この3つについてお話致します。
1.どうしてコーティング剥がれが起きてしまうのか?
原因は大体3つに絞られます。
①レンズのキズから徐々に広がってしまう。
レンズのキズが引き金となり、そこからコーティングが剥がれてしまうことがあります。
②40度以上などの熱を加えてしまったり、
急激な温度差を与えてしまう。
メガネをしたままサウナに入ってしまったり、夏場の車内などにメガネを置きっぱなしにしてしまったり…
要注意事項です。
③せっけんや洗剤類、
また相性の悪い薬剤でレンズを洗ってしまう。
手を洗うせっけんでメガネを洗っていませんか?
汚れ以外に大事なコーティングまで剥がしてしまっています!
主にこの3つが原因になってしまうことが多いです。
ぜひ注意してみてください!
2.どんな影響が起きるのか?
①乱反射が起き、光が均一に入らず、
ギラギラとした刺激になってしまう。
ギラギラとした刺激が続くと眼の疲れにも繋がってしまいますね。
②紫外線カットなどの効果がなくなってしまう。
せっかくメガネを掛けているのに、紫外線カット出来ていないとショックですね…。
3.直すにはどうすればいいのか?
実は、メガネのレンズは再度コーティングを掛け直すことが出来ないんです…!
コーティング剥がれを直すには新しくレンズをご購入していただく必要があります。
なので、コーティング剥がれが起きないように、注意して頂くことが、メガネの長持ちに繋がります。
ということで、今回はレンズの取れない汚れの正体について、お話をさせていただきました。
今使っているメガネは大丈夫ですか?
上記の原因を避けて、なるべくメガネを長持ちさせてください!