初めての子どもメガネ/必要?不要?知っておくべき3つの事実
「子どものメガネって本当に必要なの?」
学校の視力測定でCやD評価をもらって眼科へ・・・
眼科に行ったら『メガネを掛けたほうがいい』と言われてしまった。
メガネ屋で仕事をしているとよくそんなお話をいただきます。
親御さんにしてみれば
「出来れば掛けさせたくない」
「まだ子どもだし大丈夫なんじゃないか?」
と考えたくなるのも分かります。
しかし人間が獲得する全情報のうち8割は視覚から獲得している。としても同じように考えますか?
メガネを掛けた見た目にばかりを考えてメガネを掛けさせない選択肢は見た目は周りの子と同様でも獲得出来る情報量は同じではないという状況を作ります。
お子様のメガネが必要なのか疑問に思う事は悪くありませんが掛けない事によるお子様自身のデメリットを是非考えてあげてください。
「子どものメガネって色々あるけど何を選べばいいの?」
では実際にメガネを選ぶ上で最初に出てくる疑問です。
お子様のメガネってどうやって選ぶのか分かりませんよね?
せっかく掛けるなら「可愛いほうが」 「カッコイイほうが」というのも理解出来ます。
出来る限りお似合いのメガネを掛けて欲しいというのは私達も同じように思っていますが
二つだけ考慮して欲しいのは
お顔のサイズに合っているものを選ぶ
度数によってはフレームの相性の良し悪しがある
上記の内容は絶対にメガネ屋さんに相談するべきです。
- お顔のサイズに合っているフレームを選ぶ
コレはあくまでも現在のお顔のサイズに合わせるという意味です。お顔の幅や耳までの長さをしっかり考慮して選ぶと良いでしょう。今は先々大きくなるからといった考えは必要ではありません。(そこまで急激に頭蓋骨が成長するとも思えませんし・・・)
余談ですが時々
「ウチの子は45サイズのメガネが丁度良いと他のメガネ屋さんで教えられたんですけど・・・」
というお話をいただきます。
お話をいただいている意味はよく分かりますが基本的にそのサイズはレンズの最長径であり
メガネ全体のサイズでは無いのであくまでもそういった数値は目安程度に考えていただき、
実際には掛けていただいた状態でのサイズ確認が望ましいでしょう。
- 度数によってはフレームの相性の良し悪しがある
例えば遠視傾向の度数で枠なしのメガネを作ると強度的に多少不安が残る。
例えば近視が強い場合に大きいメガネを選べばレンズの厚みが目立ちやすい。など
使うレンズと度数、それにフレームの相性というものは常に考慮する必要があります。
もちろん作れないという意味合いではありませんが、よりお子様に安全なメガネをご利用いただくための事とお考えいただければと思います。
「メガネ選びに行ってみよう!」
上記の内容を読んでメガネの必要性と選び方はある程度ご理解いただけたかと思います。
選び方に関しては実際にお店に行って色々とお話をしながら選ぶといいでしょう。
ですが、ここで是非心がけていただきたい事があります。例えば
学校の視力検査でCやDをもらってしまった ⇒ ショック
眼科でメガネを作ったほうが良い事を告げられた ⇒ ショック
予想外の出費 ⇒ ショック
誰でもこれだけ矢継ぎ早にショックな出来事があれば「あぁ・・・なんて事だ・・・」と思うのは当然。お気持ちはお察しします。
しかし親御さんのショックとは裏腹にお子様自身は結構ポジティブ。
お子様にとっては初めての「自分専用」というアイテムを手にする機会かもしれませんし
何より良く見える事への期待とワクワク感を持ってメガネ選びをしようと思っています。
そうです。
メガネを掛けるお子様ご自身と親御さんではメガネ選びに対する考え方に大きな違い(温度差)が存在しているのです。
全ての子がハッキリとモノを言う子であれば苦労はしませんが感受性豊かなお子様は親御さんの表情を伺い察して最終的には
「目が悪くなった僕が悪いの・・?」とまで考え、せっかく連れてきたメガネ屋さんで
「僕・・・メガネいらない」とまで言い出しかねません。
ではどうしたら良いのでしょうか?
答えは簡単です。
とにかくお子様のメガネ選びを楽しんでください。
似合う!可愛い!カッコイイ!何でもいいです。色々掛け比べてご家族皆様でメガネ選びの時間を楽しんでいただければ結構です。
上記でお話したサイズの問題や強度の問題についてはメガネ屋さんをメガネのコンシェルジュと考え些細な事でも遠慮なく質問してみるといいでしょう。
きっと皆様も考えていなかったような適切なアドバイスが返ってくるかもしれません。
お子様のメガネを作る事を迷ってこのページをご覧いただいた皆様。
是非、お子様の成長と将来のために前向きにメガネ作りをご検討ください。