乱視とは一体何か!?/乱視の原因と見え方
「乱視があると言われた!コレって病気?」
眼鏡店で仕事をしているとどんよりした表情で処方箋をご持参いただき
「乱視があるって言われたんですけど・・・」
とご相談をいただく事があります。
近視は聞いた事ある!老眼もなんとなく分かる!でも乱視って・・・
第一に乱れるっ視力って何? 病気? 治るの?
という心配をされている方もいらっしゃるのではないでしょうか
確かに文字だけ見るとちょっとコワい気もしますが
基本的に乱視が何かを知れば皆様が今想像しているほどコワくもないです。
「そもそも乱視って?」
乱視が無い人と乱視がある人って何が違うのか?
それが分かると乱視も心配するほどの事ではないと気付きます。
下の写真はカラーボールを使って乱視がある人の眼球と乱視が無い人の眼球を表しています。
コチラは見ての通りキレイな球形です。
この状態においては乱視は無いとしましょう。
次にコチラは楕円形になっている状態。
コレがまさに乱視の原因!!
眼球のレンズ部分である角膜や目の中にある水晶体が楕円形になっている状態なんです。
もちろんそれが全てではありませんが、そう考えていただけると理解がしやすいと思います。
さて、乱視をコワがっていた皆様。いかがですか?
言うほどコワくないですよね?
「乱視ってどんな見え方?」
さて、皆様の恐怖が減ってきた所で実際にどんな見え方なのか?
言葉で表現するのがすごく難しいのですが
時計の12時、6時方向の線がクッキリ見えている時に3時、9時方向の線がボヤケて見える状態です。
よく言われるのが
「見えなくは無いんだけどなんかスッキリしない」という見え方です。
以下に普通に撮影した新聞の番組欄と乱視のレンズを前に当てて撮影した番組欄の画像をお見せします。
正確ではありませんがこういった見えづらさが出ると感じていただければ幸いです。
コチラが普通に撮影した画像
コチラは乱視のレンズを前に当てて撮影した画像
なんとも言えない見えづらさですね。
これだと見えないとも見えるとも言えないのがすごくストレスです。
いかがでしたか?
まず乱視はコワいものではありません。
ただし必要に応じて乱視の補正をしなければ見えづらさの解消にも繋がりません。
なんとなく思い当たる節のある方は一度視力測定をしてみるとよろしいかもしれませんね。