スポーツビジョン講習会に参加してきました。



『スポーツの視力の大事な関係』

皆様はスポーツビジョンというものをご存じですか?

『人間は情報の約8割を視覚から得ている』という言葉がありますが、

スポーツをする時は日常生活時より速い視覚からの情報収集と処理が求められます。

もちろん動きの再現性を向上させるための反復練習や、どんな状況でも諦める事のないよう、フィジカルトレーニングやメンタルトレーニングも大事ですが、

それは、見えているからこそ出来る事です。

いままで何かしらのスポーツ、特に球技を経験されていた方は、この重要性が

よく分かっていらっしゃるのではないでしょうか?

 

今回はそんなスポーツの際に必要な視力や目の動かし方などを勉強させていただくため、

NT店の細田さん、NT店の村田、そして弊社社長の3名でスポーツビジョン講習会に参加させていただきました。

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①プロジェクター画像

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▲午前中は座学からのスタート

 

『スポーツに関連する8項目の視力測定』

スポーツビジョンには8項目の

①静止視力:通常の視力測定。停止している視力表を判別します。

通常皆様が視力検査と呼ぶものです。全ての視力の基礎となり、静止視力が低い状態では他の全ての測定結果は低いものとなる傾向があります。

 

②深視力 :移動する物体を目的の距離に合わせて止める視力測定。

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スポーツで言えばバスケットボールのゴールリングまでの距離を見極める。

 

③KVA動体視力:遠方から迫ってくる視力表をどれだけ遠くから判別できるかを測定。

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野球ではバッターがボールを見極める際に最も重要。

同様に飛んできたボールをキャッチする際はKVA動体視力と合わせ②深視力も必要とされる。

 

④DVA動体視力:横方向に移動する視力表をどれだけ早い段階で判別できるかを測定。

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サッカーでフィールド上を動き続けるボールを追う際などに重要とされる。

⑤瞬間視:瞬間的に表示される6桁の数字をどれだけ正確に見れるかを測定。

どの球技にも必要となる。ボールをキャッチ、もしくはトラップなどする前にフィールドやコートなどを一瞬で見て味方や敵の位置を把握する際に必要。

 

⑥周辺視:回転する複数の四角形のうち回転数が違うものを判別する測定。

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 中心で物体を見る上で視力自体は低下する傾向にあるが動きに対して感度が高い。

 剣道などで相手の微弱な肩の動きなどを瞬時に判断する際などには有効。

 

⑦コントラスト感度:極めて差の少ないストライプの方向性を判別できるかを測定。

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 東京ドームの白い天井に向かって飛んだ野球ボールなど微弱な色の違いなどから物体

を見極める際に必要。

 

⑧目と手の協応動作:目で見た物体に対してすぐに身体を反応させる能力測定。

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 ほぼ全てのスポーツに必要とされる能力。

 

これらの項目は日々のトレーニングで能力向上が可能な内容が多く、

特に今からスポーツを始めてみようと考えているお子様や、今現在頑張っているお子様。

そして何故か最近スポーツの成績が低下してきているお子様にも有効なケースがあります。

 

改めて各講師の先生方のお話しを聞いていくと、

「あ!なるほど!だからだ!」「え?そうだったのか!」「へぇ。確かに言われてみれば」

など数多くの気付きを得る機会をいただきました。

 

『実際に測定してみると』

午後は自分達が被検者となり、実際に各項目を測定してみました。

測定してみて分かった事は、測定結果に個性が出てくるという事。

当然個性がある分トレーニング方法も様々。

 

例えばNT店の細田さんは

瞬間視が好成績。6桁の数字の読み取りを3回おこなって間違いは1つのみ。

その反面、深視力が苦手。

NT店の村田は、瞬間視が全くダメ。2桁以上読み取りが出来ていないのが現状。

その代わり、コントラスト感度が異常に高い。

 

色々な人のデータを見てみると

全体的にムラなく平均的な成績の方もいれば、一つの項目だけが異常に突出している方。

その逆にある項目だけが数値がガクンと低い方。

本当に十人十色とはこの事と思えるほど様々。改めて「視る」という事の奥深さを感じました。

 

『千葉メガネNT店で測定』

先にお話しした8項目の測定。このうちコントラスト感度を除く7項目は

千葉メガネ NT店で測定が可能となっております。

今、スポーツを頑張っているお子様をお持ちのお父様お母様。

ご家族で一緒にスポーツをやっている方。

興味があれば一度測定にご来店ください。

ただし、測定は通常の一般屈折検査から始まり、各項目の測定方法の案内と実際の測定を含め、30分~40分程度は掛かりますので、事前にご連絡の上、ご予約など頂ければ幸いです。

ご予約お待ちしております。

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