はじめてのアイパッチ~子供の弱視を克服する大事な相棒~
「弱視と判断されて、アイパッチを付けるように指示が出た…」
「アイパッチってどういう風にしたらいいの?」
アイパッチって…と、馴染みのないかたも多いと思います。
ですが弱視の治療にはとっても大切なものなんです。
今回はその不安をなくすべくアイパッチについてお話いたします!
『そもそもアイパッチって?」
英語で「眼帯」という意味を持ちます。
目の疾患や怪我を覆うものとしての役割もありますが、ここでは弱視の治療方法をあらわします。
アイパッチの種類には直接肌に貼るタイプや布製のものなどがあります。
『なぜアイパッチをするのか?』
片眼だけ強い遠視や乱視がある場合、視力がいい方の目ばかりを使ってしまいます。
このため、視力が悪い方の目の成長は止まってしまいます。
これは幼児期の目の成長期に治療を開始しないと良い効果は望めません。
その良い効果を出すために、適切なメガネとアイパッチで治療をします。
アイパッチでは視力の良い方の目をふさぎ、視力の悪い方の目でものを見させます。
これによって視力の成長を促します。
『アイパッチはメガネの上からつけるの?』
基本的には遮光性の高い肌に直接貼るタイプを装着します。
アイパッチは直接肌に貼るタイプやメガネの上から付けるものがあります。
医師の指示に従って種類を選ぶのですが、直接肌に貼るタイプはかぶれてしまったり、汗ではがれやすい場合があります。
その場合は医師へ必ず相談し、布タイプなども検討してみてください。
『アイパッチは付けているだけでいいの?』
アイパッチ装着時は目を使うことを意識してください。
アイパッチを付けるということは、見えない方の目で見るということになります。
そこで矯正された映像を見ることで、見る力を鍛えていきます。
見る力を鍛えるため絵本を読んだり、また細かい作業などが適しています。
迷路や文字をなぞったりという内容の訓練帳などもあります。
大切なのは、訓練だからといっていやいややるのではなく楽しく行うことです。
塗り絵やお絵かきなど、お父様やお母様と楽しく一緒に行うことも大切です。
大切なお子様が弱視を克服できるよう、しっかりと訓練を頑張りましょう!