こどものメガネ、保護者の皆様に気付いて欲しい3つのポイント



 

 

「メガネなんて掛ければ見えるものなんでしょ?」

 

「こどもメガネを掛けるのを嫌がっていないから大丈夫でしょ?」

 

「特に気を付ける事ってなにかあるの?」

 

こういった質問をよく受けます。初めてのメガネ、お子様も特に問題なくメガネを掛けている様子。

しかしお子様にとって初めてのメガネ。本当に掛けているだけで問題がないのでしょうか?お子様のメガネを掛けている姿を見て保護者の方に気付いていただきたい事があります。

ここではそのなかでも重要な「3つのポイント」に絞ってご説明します。

 

 

「お子様のメガネ、下がっていませんか?」

 

最初メガネ屋さんでメガネの受け渡しの際、「フィッティング」という掛け具合の調整をしてもらいます。その際に合わせてもらった掛け具合の位置を思い出してください。

「真正面からお子様の顔を見てレンズの中心近くに目線は通っていますか?」

「少し離れたところから見てメガネが平行になっていますか?斜めになっていませんか?」

この辺りを是非チェックしてみてください。視力補正のメガネですから、正しい位置でメガネを掛けないと効果を発揮しません。

 

 

「テレビを見るときに前のめりで画面を見ていませんか?」

 

これは比較的わかりやすいかと思います。ゲームをしているとき、テレビ番組を見ているときに横から見てあげてください。

「 前のめり = 見えづらい 」

お子様は無意識に見えづらいサインを周りの方たちに発信しているのです。この後に記載しますがテレビから離れてもらって「目を細める」行為をしていたら要注意です

 

 

「目を細めるしぐさを、『メガネを掛けていても』 行っていませんか?」

 

これは間違いなく、「今のメガネが見えづらくなっている」サインです。目を細めることでピントが一時的に合ってしまうので、見えづらくなると目を細めてしまいます。目を細める癖がついてしまうと周りの方の印象も悪くなることがありますので、早めにその癖をなくすようにしていきましょう。

 

 

 

「まとめ」

 

「メガネが下がっていませんか?視力補正の為に適切な掛け位置に治しましょう」

 

「前のめりのものを見るしぐさをしていませんか?見えずらいサインを発していますよ」

 

「目を細めていませんか?細める癖を付けてしまうと周りの印象も良くないかも?です」

 

いかがでしたか?上記のお話はお子様に限らず我々大人にも言える事です。掛け具合に関してはお求め頂いた眼鏡店へ、視力に関しては当初処方箋を作成頂いた眼科さんへご相談に行きましょう!

柏原 篤(四街道店勤務)

眼鏡業界歴30年の本人はまだまだ若手のつもりでいるベテラン。自身が強度近視であることから、お客様の気持ちに立ったメガネづくりを心掛けている。特に厚みの出てしまうレンズを美しく加工することが得意。千葉メガネ一番の薀蓄(うんちく)の持ち主、めがねのブランドやその他雑学に関してはお任せ、とは本人の弁。         第一子が誕生したこともあり、子どもの話を振ってあげるとたいそう喜ぶ50歳。